テプラは、ラベル(テープ)に文字やイラストを印刷できる機器です。
家庭、学校、オフィスなどで、一度は使ったことがあるのではないでしょうか?
手書きしなくても、「名前付け」や「ファイルのラベル」などができて便利です。
テプラには、様々な種類のテープ(カートリッジ)があり、用途に応じてテープ(カートリッジ)を交換することで、いろんな種類のテープが作れます。
実は、テプラのテープ(カートリッジ)は、300種類以上あります。
300種類以上もあると聞くと、「えっ!そんなに種類があるの?」とびっくりしたり、「何でそんなに種類が多いの?」と疑問に思ったりもするかもしれません。
本記事では、テプラPROのテープ(カートリッジ)について、「テープの種類」や、「テープの違い」について紹介します。
- テプラを使っている人
- テプラを使っているけど、同じテープしか使ったことがない人
- テプラを使って、おしゃれなテープを作りたい人
本記事に記載している情報は、2023年4月時点の情報です。
また、本記事で紹介するテープ(カートリッジ)は、テプラPRO専用のテープです。
「こはる」、「TEPRA Lite」向けのテープとは異なりますので、注意ください。
テプラとは
「テプラ」は、株式会社キングジムが製造・販売するラベルプリンターです。
ラベル(テープ)に文字やイラストなどを印刷して、さまざまな場所に貼ることができます。
テプラのいいところ
テプラを使った際のメリットは、次の3つです。
- 名前付けの際に手書きが不要
- 同じデザインのラベル(テープ)をたくさん作れる
- 利用用途にあわせて、ラベルや文字の大きさを変えられる
テプラの種類
テプラには、次の3つの種類があります。
- TEPRA PRO (15種類)
通常のテプラ - TEPRA Lite (2種類)
手のひらサイズ、かつスマホで操作するテプラ - こはる (1種類)
手のひらサイズのテプラ
本記事で紹介するテープ(カートリッジ)は、テプラPRO専用のテープです。
「こはる」、「TEPRA Lite」向けは、別の専用テープがあります。
テプラのメリットや機種ごとの違いについては、下記の記事で詳しく紹介しています。
テプラのテープ(カートリッジ)とは
テプラは、テープ(カートリッジ)を交換することで、様々な色・サイズのテープに文字を印刷することができます。
テプラのテープ(カートリッジ)の種類
テプラ(テプラPRO)には、2023年4月現在、300種類を超えるテープがあります。
一般的な白色のテープや、おしゃれな色付きのテープ、プレゼントに便利なリボンテープなど、用途によって様々なテープを選ぶことができます。
テプラのテープ(カートリッジ)の違い
300種類以上もあると聞くと、そんなに種類が多いのかとびっくりしてしまいます。
「どうしてそんなに種類が多いのでしょうか?」
テープ(カートリッジ)に、どのような違いあるか見ていきたいと思います。
テプラのテープ(カートリッジ)には、下記の4つの違いがあります。
- シリーズ
- サイズ
- テープ色
- 文字色
1. シリーズ
テプラのテープ(カートリッジ)には、「白ラベル」、「カラーラベル」といったシリーズがあります。
シリーズは、用途を別に多く分かれているカテゴリのようなものです。
2023年4月時点では、シリーズの数は33個です。
テプラの機種によっては、利用できないシリーズもあるため、購入時には所有するテプラで利用可能かどうか確認が必要です。
No | 種類 |
---|---|
1 | 白ラベル |
2 | 透明ラベル |
3 | カラーラベル(ソフト) |
4 | カラーラベル(パステル) |
5 | カラーラベル(ビビッド) |
6 | カラーラベル(蛍光色) |
7 | カラーラベル(パール) |
8 | カラーラベル(メタリック) |
9 | 上質紙ラベル |
10 | マスキングテープ「mt」ラベル |
11 | クラフトラベル |
12 | りぼん |
13 | マットラベル |
14 | マットラベル(模様) |
15 | リラックマラベル |
16 | 模様ラベル |
17 | アイロンラベル |
18 | アイロン転写テープ |
19 | 強粘着ラベル |
20 | マグネットテープ |
21 | 屋外に強いラベル |
22 | 耐熱ラベル |
23 | 熱収縮チューブ |
24 | ケーブル表示ラベル |
25 | インデックスラベル |
26 | 備品管理ラベル |
27 | キレイにはがせるラベル |
28 | カットラベル・パンドウイット 回転ラベル |
29 | カットラベル |
30 | 下地がかくせるラベル |
31 | EXロングテープカートリッジ |
32 | ベーシックパック |
33 | 点字テープカートリッジ |
2. サイズ
テプラのテープ(カートリッジ)は、種類ごとにテープ幅(サイズ)が異なります。
サイズは4mm〜50mmで、次の8種類です。
細かなものにテープを貼るときは小さいサイズのテープ、大きく目立つようにしたいときは大きいサイズのテープといったように使い分けすることができます。
ただし、シリーズによって、一部のサイズのみしかない場合があります。
また、テプラの機種によって、利用可能なサイズが決まっています。
テープ購入時は、利用可能なサイズかどうか確認が必要です。
- 4mm
- 6mm
- 9mm
- 12mm
- 18mm
- 24mm
- 36mm
- 50mm
3. テープ色
テプラのテープ(カートリッジ)は、一般的なホワイト以外にも様々な色のテープがあります。
メタリックでキラキラしたテープや、水玉柄などが入ったかわいらしいテープなど、用途や場面によってテープの雰囲気を変えることができます。
シリーズ・サイズによって、一部のテープ色のみの場合があります。
No | テープ色 |
---|---|
1 | ホワイト |
2 | 透明 |
3 | ミルキーブルー |
4 | ミントグリーン |
5 | ベビーピンク |
6 | ラベンダー |
7 | レモンイエロー |
8 | ブルー |
9 | オレンジ |
10 | グリーン |
11 | グレー |
12 | ブラック |
13 | ピンク |
14 | レッド |
15 | パープル |
16 | イエロー |
17 | 蛍光オレンジ |
18 | 蛍光グリーン |
19 | 蛍光ピンク |
20 | 蛍光レッド |
21 | 蛍光イエロー |
22 | パールブルー |
23 | パールグリーン |
24 | パールレッド |
25 | メタリックシルバー |
26 | メタリックゴールド |
27 | 上質紙 |
28 | ドット・コスモス |
29 | ドット・ペールブルー |
30 | チョコレート |
31 | ベビーブルー |
32 | クラフト紙 ベージュ |
33 | スカイブルー |
34 | ブラウン |
35 | ベージュ |
36 | ネイビー |
37 | ゴールド |
38 | フェーシャピンク |
39 | カーキ |
40 | ライトグレー |
41 | スターブルー |
42 | ボタニカルオレンジ |
43 | ダマスクピンク |
44 | リラックマ(ホワイト) |
45 | いちご(ピンク) |
46 | お空でリラックマ(ブルー) |
47 | ハート&バス(ピンク) |
48 | 水玉グリーン |
49 | 水玉ピンク |
50 | チェックブルー |
51 | アイロン転写 |
52 | シルバー |
4. 文字色
テプラのテープ(カートリッジ)は、テープ色以外に、文字色にも種類があります。
一般的なブラック以外に、ブルーやホワイトなどの色があります。
シリーズ・サイズによって、一部の文字色のみの場合があります。
No | 文字色 |
---|---|
1 | ブルー |
2 | ブラック |
3 | レッド |
4 | ホワイト |
5 | ゴールド |
6 | グレー |
テプラのテープ(カートリッジ)の選び方
テプラのテープ(カートリッジ)の違い4つを紹介しました。
実際に、テプラのテープ(カートリッジ)を選ぶ際は、4つの違いについて知った上で、用途・目的によってテープを選んでいきます。
まず最初に、「シリーズ」を決めると、テープ選びをスムーズに行うことができます。
たとえば、こどもの持ち物に名前をつけたいといった場合は「白ラベル」や「透明ラベル」、ファイルをわかりやすく整理したいという場合は「カラーラベル(パステル)」や「インデックスラベル」、プレゼントをおしゃれにしたい場合は「りぼん」や「クラフトラベル」といったイメージです。
シリーズを選んだら、次に「サイズ」、「テープ色」、「文字色」を選びます。
(シリーズによって、選べるサイズ、テープ色、文字色が異なります。)
用途・目的に合うように、「サイズ」、「テープ色」、「文字色」を選んだら、あとは購入するだけです。
300種類以上あるテプラのテープ(カートリッジ)の中で、どんな種類のテープが多いのでしょうか?
実際に、調べてみました。
種類が多いシリーズは?
テプラのテープ(カートリッジ)のシリーズの中で、個数(種類)が多いものをまとめました。
No | シリーズ | 個数 |
---|---|---|
1 | カラーラベル(パステル) | 55 |
2 | マットラベル | 41 |
3 | 強粘着ラベル | 38 |
4 | マグネットテープ | 29 |
5 | キレイにはがせるラベル | 27 |
6 | 白ラベル | 22 |
7 | 透明ラベル | 16 |
8 | カラーラベル(ビビッド) | 16 |
9 | 屋外に強いラベル | 12 |
10 | りぼん | 11 |
テプラのテープ(カートリッジ)のシリーズで、最も個数が多いのは「カラーラベル(パステル)」です。
「マットラベル」、「強粘着ラベル」、「マグネットテープ」も、個数が多いシリーズです。
個数が多いシリーズは、いずれもテープ色が多いカラフルなテープです。
色の種類が多いので、テープの個数も多くなっています。
個数が多いシリーズは、テープの選択肢が多いともいえます。
一番多いサイズは?
次にサイズについても調査していきます。
テプラのテープ(カートリッジ)には、4mm〜50mmのサイズがありますが、どのサイズが最も多いのでしょうか?
サイズの個数順に並べると、次のグラフ・表のようになります。
No | サイズ | 個数 |
---|---|---|
1 | 12mm | 106 |
2 | 18mm | 78 |
3 | 24mm | 65 |
4 | 9mm | 50 |
5 | 36mm | 22 |
6 | 6mm | 20 |
7 | 50mm | 11 |
8 | 4mm | 6 |
9 | 特殊 | 7 |
一番個数が多いのは、「12mm」です。
次に、「18mm」、「24mm」、「9mm」と続きます。
テプラのテープ(カートリッジ)は、9mm〜24mmがポピュラーなサイズということがわかります。
一番多いテープ色は?
テープの色については、どうでしょうか?
テープの色を個数順に並べると、次のグラフ・表のようになります。
No | テープ色 | 個数 |
---|---|---|
1 | ホワイト | 82 |
2 | 透明 | 37 |
3 | イエロー | 37 |
4 | レッド | 29 |
5 | ブルー | 28 |
6 | グリーン | 27 |
7 | ピンク | 15 |
8 | ブラック | 12 |
9 | シルバー | 6 |
10 | パープル | 4 |
11 | ベージュ | 4 |
12 | 上質紙 | 4 |
13 | ネイビー | 4 |
14 | オレンジ | 4 |
一番多いのは、「ホワイト」です。
次に、「透明」、「イエロー」、「レッド」、「ブルー」、「グリーン」といったような色が多いです。
「ホワイト」が多いのは何となくわかりますが、「透明」が多いとのは意外な感じがします。
「イエロー」、「レッド」、「ブルー」、「グリーン」は、色の中でも使いやすい色のため、数も多くなっているのではないかと思います。
一番多い文字色は?
最後に、文字色についても見ていきましょう。
文字色を個数順に並べると、次のグラフ・表のようになります。
No | 文字色 | 個数 |
---|---|---|
1 | ブラック | 275 |
2 | ホワイト | 33 |
3 | レッド | 21 |
4 | グレー | 19 |
5 | ゴールド | 9 |
6 | ブルー | 6 |
一番多いのは、「ブラック」です。
次に、「ホワイト」、「レッド」、「グレー」となっています。
文字色では「ブラック」が圧倒的に多いです。
「ブルー」よりも「ゴールド」が多い等のは、少し意外でした。
テプラのテープ(カートリッジ)の購入時には、以下の点に注意が必要です。
- Pマーク、Rマークについて確認が必要
- テプラの機種によっては、利用できないテープ(カートリッジ)がある
- テプラの機種によって、利用できるサイズが決まっている
Pマーク、Rマークについて確認が必要
テプラのテープ(カートリッジ)には、Pマーク、Rマークといったマークが表記されています。
- 旧仕様: Pマークのみ
- 現行仕様: P・Rマーク併記
古い(旧仕様の)テープには、Pマークのみしか表記されていないものがありますが、テプラPROの最新機種ではPマークのみの古い(旧仕様の)テープを使うことができません。
購入時に、P・Rマークが併記された現仕様のテープかどうか確認が必要です。
テプラの機種によっては、利用できないテープ(カートリッジ)がある
テプラの機種によっては、利用できないテープ(カートリッジ)があります。
たとえば、「カットラベル」は、SR-R980/SR970/SR5900P専用のテープで、これらの機種以外では利用することができません。
購入しようとしているテープ(カートリッジ)が、所有するテプラで利用可能かどうか確認が必要です。
テプラの機種によって、利用できるサイズが決まっている
テプラの機種によって、利用できるテープのサイズが決まっています。
たとえば、「TEPRA PRO SR-MK1」では、4・6・9・12・18・24mmのテープは利用可能ですが、36mm、50mmのテープは利用できません。
購入しようとしているテープ(カートリッジ)のサイズが、所有するテプラで利用可能かどうか確認が必要です。
本記事では、テプラPROのテープ(カートリッジ)について、「テープの種類」や、「テープの違い」について紹介しました。
白色のテープしか使ったことがないという人も多いかもしれませんが、用途に応じて様々なテープを選ぶことができます。
「テプラを使っている人」、「テプラを使っているけど、同じテープしか使ったことがない人」、「テプラを使って、おしゃれなテープを作りたい人」の参考になればうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、「【300種類以上】何でそんなに種類が多いの?テプラPROのテープ(カートリッジ)まとめ」でした。